昨日は赤飯を食べた。じゃなくって、赤飯の話をしたのでした。そういえば、赤飯にいれる豆はアズキですか?ササゲですか?料理の本をみると、ササゲ(またはアズキ)などと書いてあって、アレ、ササゲの方がスタンダードなの?とびっくりしたりします。
調べてみると、関東ではササゲ、関西ではアズキをつかうことが多いとか。でも自分もともと関東人ですが、たぶんアズキだったような。あと、東北や九州はどうなの?と思いますが、北海道は当然アズキですよね。畑のルビー、赤いダイヤ。日本のアズキのほとんどは北海道産。おっと、話がそれた。で、関東でササゲを使うのは、アズキを炊くと皮がやぶれて縁起が悪いとサムライがいったから。なんていうか、サムライってめんどくさい。鰻も背開きにするとかさ。さっさとやめればよかったんだよ。おかしな習慣。
それで、アズキとササゲの話にもどります。ササゲはアズキと似ていますが、色のバリエーションが結構あります。赤飯に使うのは当然、あずき色のササゲですが、他の色で炊いてみても面白いかも。でも、味の方は、アズキの方が良いとのことです。それにスーパーにいってもササゲなんてなかなか売っていないし、アズキを使っていることが多いですよね。そういえば、アズキ(たぶんササゲも)は、亜鉛という元素が多めに含まれているそうです。亜鉛が欠乏すると味覚がぼんやりしてくる。逆に、亜鉛をとると味覚が鋭敏になるとのことなので、赤飯を食べれば食べるほどアズキとササゲの赤飯の違いがわかるようになるかな(亜鉛の取りすぎは体に悪いそうです)。
昭和46年生まれ。神奈川県産。妻ひとり猫ひとり。高校時代は丹沢に通って荷揚げのバイトしていたおかげでカモシカのようだったが、それも昔の話。その後、生態学者を志し、大学でできるだけひとの役にたたない研究をしたいと思っていたもののかなわず今に至る。現在は、お米を生産する法人で働き、自然栽培米に関わっていたりする。IT企業でも数年働いており、そのときの経験を生かして、農業にIoTをDIYで導入する手伝いをしたいと思っている今日このごろ。また、生き物にはやさしいけど、ひとには冷たいよねという評価もあったりする。