昨日は赤飯を食べた。じゃなくって、赤飯の話をしたのでした。そういえば、赤飯にいれる豆はアズキですか?ササゲですか?料理の本をみると、ササゲ(またはアズキ)などと書いてあって、アレ、ササゲの方がスタンダードなの?とびっくりしたりします。
調べてみると、関東ではササゲ、関西ではアズキをつかうことが多いとか。でも自分もともと関東人ですが、たぶんアズキだったような。あと、東北や九州はどうなの?と思いますが、北海道は当然アズキですよね。畑のルビー、赤いダイヤ。日本のアズキのほとんどは北海道産。おっと、話がそれた。で、関東でササゲを使うのは、アズキを炊くと皮がやぶれて縁起が悪いとサムライがいったから。なんていうか、サムライってめんどくさい。鰻も背開きにするとかさ。さっさとやめればよかったんだよ。おかしな習慣。
それで、アズキとササゲの話にもどります。ササゲはアズキと似ていますが、色のバリエーションが結構あります。赤飯に使うのは当然、あずき色のササゲですが、他の色で炊いてみても面白いかも。でも、味の方は、アズキの方が良いとのことです。それにスーパーにいってもササゲなんてなかなか売っていないし、アズキを使っていることが多いですよね。そういえば、アズキ(たぶんササゲも)は、亜鉛という元素が多めに含まれているそうです。亜鉛が欠乏すると味覚がぼんやりしてくる。逆に、亜鉛をとると味覚が鋭敏になるとのことなので、赤飯を食べれば食べるほどアズキとササゲの赤飯の違いがわかるようになるかな(亜鉛の取りすぎは体に悪いそうです)。