あけましておめでとうございます。

まだ、大みそかでしたね。平成最後の大みそかです。それもそうなんですが、昨日は12月30日、環太平洋経済連携協定、いわゆるTPPが発行した歴史的な日の次の日でもあります。とはいえ、みるかぎり世の中平常運転みたいですね。

TPPに対して明確な意見のある方ももちろんいらっしゃるでしょうけども、消費者のみなさんの多くは、あんまり興味もないし、食べ物が安くなるんじゃないかとむしろ期待しているのか。一方、農家のみなさんの多くはもうじたばたしないよというような雰囲気なんでしょうか(もうちょっとじたばたしましょうよ)。

TPPには正直不信感しかないですが、実際、どのような結末をもたらすのか?それはよくわかりません。「ウソからでたまこと」ということもあるし、「雨降って地かたまる」なんてこともあるのかもしれません。ただ、間違いなくいえることは、農業や医療も含めてTPPに関連する産業は、今以上に国際競争の荒波にもまれることになるということです。

過度の競争がもたらす弊害というのは、今の世の中でまざまざとすでに見せつけられているので、できれば勘弁してほしいと思います。ええ、わたしだって楽な方がよいです。ごろごろしていたいひとなんです。でもただそうして待っていていいときじゃなさそうだとひしひし感じる今日この頃です。

じゃあ、起きあがって何をするのか。撤回要求デモでもする。それも時にはよいでしょう。それとも競争で勝つために鬼になる。それもまた良いかもしれません。ただ、答えがその2つのうちどちらかだと考えるのはどうなのか?とも思います。

話がとびますが、スポーツはいろんな競技がありますよね。それでそれぞれルールも違う。だから、サッカーが得意な人は必ずしも野球は得意じゃないかもしれない。だからいろんな人が活躍できる。国際経済における競争でも「安いのが正義」というのじゃなくて、もっといろんな観点で「点数」がつけれれればいいんじゃないか。と思うわけです。

コストを削る戦いじゃなくて、ルールを変える戦い。そういうゲームに参加したい。