キャッシュレス化。最近さわがしいですね。日本では紙幣への信頼性が高いので、海外に比べるとなかなか進まないとのことですが、なんだかんだいってどんどん浸透していくものと思います。だって、携帯電話を思い出してみても、そんなのいらないなーと思っていたのに瞬く間に当然もつべきものになってしまいました。
キャッシュレス化が進んでいくと便利でしょう。財布が小銭でいっぱいになって困ったりしなそうだし。しかし、世の中キャッシュレスが普通になってお金がなくなったら、ご祝いとかも電子決済になるんでしょうか。受付が楽になりますね。お年玉なんかも、ぽち袋(のような紙切れ)にQRコードが貼ってあったり、お賽銭なんかは、賽銭箱にコインを投げ込むゲームをARで楽しめるみたいな。
ま、そういう些細なことはともかく、近年では、お金がお札やコインの姿をしていなくてもひとは全く意に介さないよう近年十分慣らされているので、一般生活は対して変わらないでしょう。数字だけでも欲望を喚起できる。お金の物神性はすさまじいです。
キャッシュレスになって懸念されることとして、ついお金を使ってしまうというような指摘もありますが、それはクレジットカードでも同じだと思います。むしろ、自分の浪費を制限できるアプリなんていうのがでてきそうです。これで年間100万貯められる!とか。
こうやって考えると、キャッシュレスから逃げられそうにないなあ。自分は米本位制にもどしたいくらいなんですけどね。
昭和46年生まれ。神奈川県産。妻ひとり猫ひとり。高校時代は丹沢に通って荷揚げのバイトしていたおかげでカモシカのようだったが、それも昔の話。その後、生態学者を志し、大学でできるだけひとの役にたたない研究をしたいと思っていたもののかなわず今に至る。現在は、お米を生産する法人で働き、自然栽培米に関わっていたりする。IT企業でも数年働いており、そのときの経験を生かして、農業にIoTをDIYで導入する手伝いをしたいと思っている今日このごろ。また、生き物にはやさしいけど、ひとには冷たいよねという評価もあったりする。