まだ、松の内ですが、うちの奥様が全粒粉シチューをつくってくれました。全粒粉っていうと「なんか体によさそー」というイメージですが、それはともかく、結構うまい。なんとなく、ざらっとした感じがあるような気もするけど、しっかりしていて質実剛健。んー、給食のシチューみたいな。いつも給食食べてるお子ちゃまたちにはわからないでしょうけど、大人になると給食がちょっと懐かしい。
全粒粉というのは、小麦のタネから胚芽(芽になる部分)と表皮と取り除かずにまるごと粉にしたもので、逆にいうと普通の薄力粉などはこれらを取り除いて粉にしています。なのでふつうの小麦粉は白い。胚芽と表皮を残しているので相対的に糖質は減少し、ミネラルとビタミン高め。だけどあくまで小麦なのでアレルギーがある場合は食べられません。ところで、小麦粉のことをフラワーって呼ぶのは、あのパッケージに花がかいてあるからだと思ってました。割と最近まで。
それはさておき、wikipediaで全粒粉についてみてみると、
アメリカ合衆国のシルベスター・グラハム(英語版)博士が1837年にこの栄養価の高さに注目し、全粒粉の利用を薦めたことからグラハム粉(Graham flour)とも呼ばれるが、忠実なグラハム粉は全粒粉とは製法が異なり、胚乳を表皮や胚芽と分けてから胚乳は普通の小麦粉と同じように挽き、表皮や胚芽は粗挽きにして混ぜ合わせる。
全粒粉 wikipedia
とのことですが、グラハムさんが発見する前は存在しなかったのかな。そもそもなんで小麦は挽いて食べるのか。米はまんま炊くのにどうして麦は炊かないのか。そういう基本的なことを知らないんだなあ。うーん。
昭和46年生まれ。神奈川県産。妻ひとり猫ひとり。高校時代は丹沢に通って荷揚げのバイトしていたおかげでカモシカのようだったが、それも昔の話。その後、生態学者を志し、大学でできるだけひとの役にたたない研究をしたいと思っていたもののかなわず今に至る。現在は、お米を生産する法人で働き、自然栽培米に関わっていたりする。IT企業でも数年働いており、そのときの経験を生かして、農業にIoTをDIYで導入する手伝いをしたいと思っている今日このごろ。また、生き物にはやさしいけど、ひとには冷たいよねという評価もあったりする。