お米の需要が驚くべき速さで減少しています。現在、米生産法人で働いて糊口をしのぐ身として、まことにゆゆしき事態なのですが、人口が減少している以上しょうがないよねと思っていました。しかし、農林水産省の統計をみますと、たしかに主食米の販売高はみごとに減少しているものの、パンや麺類は横ばい状態なのです。まあ、いまだにお米の占める割合が大きいので、いちがいに言えませんが、必ずしも人口の減少だとあきらめることもないなと思いました。
そんなわけで、米粉です。コメコンじゃありません。つい最近まで米粉は白玉用だよねと思っていたんですが、以前、米粉のラーメンを食べてちょっと考えを改めました。ラーメンの話はまた次の機会にして、今日は米粉の餃子の皮です。
今回はじめて米粉の皮なんですが、白さが際立ってます。とりあえずふつうに焼き餃子にしてみました。餃子づくりは子供ころから手伝わされているので、こういっちゃなんですが、得意です。たねを包むのもふつうの皮と同じで特に困ることもありません。
話がそれますが、市販の餃子の皮の枚数って、どうしていつも中途はんぱなんでしょうか。はんぱな数で何が困るってバットにたねをいれて等分するのに、4×5 = 20とか5×6 =30とか分けやすい数にしてくれよといつも思うんです。 今回も22枚という数なので残念。まあたいしたことではないんですけども。
食べてみると、普通に餃子です。やっぱりちょっとなめらかな食感かな。 水餃子にするとよりおいしいかもしれない。今度ためしてみます。
結論として、自分は小麦のアレルギーもないので、米粉でなければならないということはありませんし、ちょっと割高だし、小麦よりずっとうまいということもないんですが、それでも、お勧めします。なんたって米需要のため。そしてわが身のため。今回は、さらにコメのジュースとともにいただきます。
昭和46年生まれ。神奈川県産。妻ひとり猫ひとり。高校時代は丹沢に通って荷揚げのバイトしていたおかげでカモシカのようだったが、それも昔の話。その後、生態学者を志し、大学でできるだけひとの役にたたない研究をしたいと思っていたもののかなわず今に至る。現在は、お米を生産する法人で働き、自然栽培米に関わっていたりする。IT企業でも数年働いており、そのときの経験を生かして、農業にIoTをDIYで導入する手伝いをしたいと思っている今日このごろ。また、生き物にはやさしいけど、ひとには冷たいよねという評価もあったりする。